『ビジネスの発想をパートナー起点へ転換』

岡村龍哉のつぶやき

beforeコロナのビジネスでは、【海外への売り込み】がテーマでした。
ビジネスはWhat→Who→Howの手順で進めていきますが、Whatは商品コンセプトと展開戦略のValueChainManagementを適切に設定できれば困難ではありません。Demandを捉えた高付加価値商品化と決済を含めたSupplyを整備すれば良いことです。

Who、取り分け交渉相手を今回は取り上げます。
どれだけ自社商品の市場優位性を伝えても交渉のイントロ部分しか通用しません。
例えば、
「弊社の最新商品が完成しました。この度、firstshotの商品が入荷しました。無論、この商品が最終版とは考えていません。クライアントさまのアドバイスを反映させてUpdateしていきます。つきましては、商品の改良点をご教示頂ければ幸いです・・・」と伝えれば必ず交渉相手も心を開き(もちろん商品の市場優位性があれば)交渉はまとまります。交渉どころか、相手企業が能動的に商品に関与するようになり協働の製品化志向へと切り替わります。
更に極めつきは、・・・ここは企業秘密なので封印します。

老子曰く
「川や海が数知れぬ渓流の注ぐところとなるのは、身を低きに置くからである。それ故に、川や海は諸々の渓流に君臨することができる。同様に、賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることはなく、人の前に立てども、人の心は傷つつくことがない。」
同じ発想の起点です。